ブロマンスと呼ばれる作品の中には、突然無理やり女性との恋愛要素を入れたりするドラマが多い中、このドラマは良くやり遂げました。

主人公の鄭仁と蘇雲には、無駄な恋愛要素は全く絡みません。
というか、2人は常にお互いしか見えておらず、一緒に自身を向上させることしか考えていません。
女性陣がほのかに恋心を寄せますが、全く気づかれないし気にしてもらえないです。

恋愛をしてる場合じゃないくらい、病院の経営や手術や患者とのあれこれが沢山あるドラマなので、安心してブロマンスを楽しめます。

私はこのドラマでは蘇雲のキャラクターが好きでした。
鄭仁という天才が自分の前にいて、よくあるドラマのストーリーでは、その相手に嫉妬したり蹴落としたり陥れたりしようとすると思いますが、蘇雲はしません。
それどころか、鄭仁がその技術を得るためにどれほど努力してきたのかを理解し、自分も鄭仁に追いつくために日々努力します。
ライバルでもあり絶対的な友でもあります。
本当に素晴らしい関係性です。

鄭仁のキャラクターが、人の感情に鈍感でコミュニケーションが苦手なので、検閲が避けられたのだと思いますが、何度が蘇雲と鄭仁がキスするのでは…？という場面がありました。笑
もちろん無いです。
しかし、それくらい濃いブロマンスが観られるので、ブロマンスが好きな人にはとてもお勧めです。

ドラマのシナリオは、とにかく都合がいいです。
鄭仁はほぼ失敗しないし、人もあんまり死なないです。だいたい全部うまくいきます。
もう少しひねってもよかったと思いますが、ブロマンスが素晴らしいのでそれも含めて良い作品です。